鶴岡八幡宮の離脱(NHKニュースから)

鶴岡八幡宮が神社本庁から離脱へ “理由はお話しできない” | NHK | 神奈川県

このようなニュースがありました。

鶴岡八幡宮が包括団体としての神社本庁をやめるという話であるようです。

まあ理由は云々として、鶴岡八幡宮が単立の宗教法人となったとしても、おそらくは自分ですべてをまかなえるくらいの財務状態は十分に保っているでしょうから、問題なしと。むしろこういった”大口”神社がいなくなることのダメージは神社本庁に大きいと思われます。

ということですが、これまで伝えられてきた限り、神社本庁の問題が大きいように思われます。なぜNHKやマスコミはそういった観点の報道をしないんだろうという疑問があります。そもそもがこのような包括団体としての宗教法人はおそらくは戦時中に宗教団体を取りまとめるために国が進めた政策ではないでしょうか?もちろんそれまでも宗教団体を束ねる団体というのは存在したと思いますが、法人としても束ねることを法律上で明確にしたことで、おそらく国のグリップがより強固に可能になったと思われます。

ということで、神社本庁問題も結構国民に身近な神社がこれからどうなるかという問題をはらんでいると思われます。地域で神社の中に集会所があって、そこが町内会の集まりの場所になっていたり、神社の氏子と子供会がくっついていたりする地域もあることでしょう。そうなると影響力はかなりあるのですが、神社本庁について、マスコミはなぜか放置。

文部科学省も大きな神社が次々と離脱することで、財務的な影響などもあるはずなので、状況をヒアリングする必要はあるようにも思いますが。小さな神社はもしかすると、本庁からの支援で成り立っているのであれば、地域の小さな神社の存亡の危機かもしれません。

宗教学者の皆さんにもまあ旧統一教会関係も忙しいのかもしれませんが、ぜひとも解説をお願いしたいものです。