朝日新聞2月16日ローマ字の綴り方について

ローマ字つづり、改定見通し ヘボン式浸透、新年度以降に:朝日新聞デジタル

あまり他では出てないがこのような記事がでていた。

そもそもの誤解はヘボン式は”国際的”ということだ。しかも米国でも正しい発音をしてもらえるわけではない。野球の選手がMLBでプレーしていてもなかなか正しく発音してもらえないひともいる。やはりあちらはあちらのことばとの連想で発音しないとダメなんだろう。ちなみにこれは米国の中では普通であるようで、哲学者のソール・クリプキも"clip key"と発音するというような説明をしていたようだ。音が先に来る文化なんですね。バスケットのステフィン・カリーも英語の先生ならスティーブンと読むところかな?

ということで横道にそれたが、ローマ字つづりは結局誰のためかというと、一番は日本語を使うひと、二つ目は海外でローマ字になれたひとなんだろう。確かに米国人宣教師がヘボン式綴りを考えてくれたことは画期的なことだしありがたいが、その前のポルトガルの宣教師もローマ字で日本語の音をあらわしていたのは知られていることだ。

じゃあそっちじゃだめなの?となるとやはり第二次世界大戦の敗戦が大きいのだろう。米国占領下ではヘボン式でお前らは俺たちのしもべだということを知らしめるという効果だろう。そして今でも外資系の会社などではそんな感じでヘボン式のローマ字が使われているのではないだろうか。

21世紀の今、そういう綴りをすき好むひとがいるのはとても不思議だ。

ましては、浸透しているというが、日本の一般人にとって、一番身近なローマ字入力をみなさんヘボン式でやっているのだろうか?3文字いれるのか?

ちなみに小さい拗音の”ぉ”などをXをつけるのはヘボン式ですらないのだが、、、どうするんだろう。

ということで地名などには強引に使っているので浸透しているのかもしれないが、ヘボン式で全部とおるかというと、例えばんをnとmで表したりすることはできるんだろうか?また大問題のohもヘボン式ですらないつづりであるが、浸透はしているがこういうのはどうするんだろう。またある会社のITのひとがよく使うjyuとかいうのもどうなんだろう。どのくらい浸透しているのだろうか、、、

ということで結構”正しいヘボン式”を決めるのも大変そうだし、実際コンピュータでの仮名文字変換もそれが拘束力を持つとすると、なかなか大変そうな気がしますが、、、

ちなみに小生は訓令式を支持していて、物理学者の佐藤文隆氏などが名前をそう書いているのをみると非常にそういうひとは尊敬してます。