朝日新聞謎投稿(1月31日)

(私の視点)ローマ字表記 訓令式もヘボン式も不十分 安間一雄:朝日新聞デジタル

1月31日の朝刊で上のリンクの投稿をみた。

一体何を言いたいのかがよくわからない、というよりはめちゃめちゃな投稿だった。

まず、ヘボン式が広まったのは、1964年の東京オリンピックの前では?占領軍が広めたというのは本当だろうか?というところからつまずいた。また、50音図にはでぃがないので訓令式のローマ字でも表記がないようなことをおっしゃるが、そもそも50音図にないでぃを書くのはどうなのかというところにも行きつく話だと思う。ローマ字のせいではないし、ローマ字は使われないのであるが、もしもっと使われていたら、きっとdiはディとするなどの方法はあるだろう。ちなみに筆者がいう音声学?的にはだぢづでどのじとずはローマ字ではziとzuと書くはずだが筆者は違うことを考えているように見える。筆者は音声学を応援に用いているが、つぁという音のつとツァは違うのだろうか?日本語の話者にとっては同じなんじゃなかろうか。違うのはちょっと外国語を知っているほとで、そうでないひと(昔の人)はモーツアルトと結構はっきり読んでいたと思う、ということはさておき表記する必要があれば、ttuだってよくてなにもtsにこだわる必要もない。ということで表記は工夫すればいくらでお書きようがあるのがローマ字のいいところだ。で筆者は英語との云々というのかもしれない。筆者はアルファベット表記ということばのこの投稿に使っていることにたくらみを感じる。要は英語に近いローマ字にしろということなのだろうか?しかし、初戦はバスケットのわたなべはわたなびーといわれ、まちだはましだと呼ばれてしまうのが米国なのである(しかもアナウンサー)ほかにもMLBの選手でもこの手の呼び方をされていたひとがいたように記憶するが、ようするにそんなもんなのである。米国人といえども、ことばは連続したところで読み方を決めていて、決して音節の音が一つと決めているわけではない。だからまちだはchicago当たりの類推でしになってしまうのだろう。国際的に許容されるローマ字の記述方法が必要というが、それではISOは国際的な許容ではないのだろうか?例えばさきほどのように米国のアナウンサーだったらわたなびーとか読むが、フランス人ならこれまた違うかもしれな。例えばフランス人ははやしはあやしになるのは常識だ。これはどう書いたとしても無理だろう。

ということで素人ですら謎が多い投稿を大学の先生がしてしまうというところに日本の問題があると思う、と書こうと思って筆者の安間一雄氏の経歴をみると、たんなる英語の先生のようなので、まああまり音声学とか言ってもまあとりあえずこけおどしでかいてみたんだろうなあと思わないといけないんだろうなあと妙に納得したのだった。