朝日新聞まとめての感想(2月11日)

雑な感想ですが2月11日の1面の記事で災害時に車いすでないと移動が難しい人をどう避難してもらうのか、というような記事を載せてました。まあ朝日新聞にありがちな、頭でっかちな記事です。

避難はかんり大変そうという記者の訓練参加した際のレポートに加えて、地域の計画を聞くということなのですが、当然かなり難しい課題です。そしてこの記事で一番問題だと思ったのは、まずは自分の身を守ることが第一、という観点が抜けることです。たいていは対応を地域にまかせてしまうようです。結局それがあれば計画があることになって朝日新聞的にはOKなのかもしれませんが、担当する人が助けに行って被害にあうことも想定されて、それは”職務に熱心だった自衛消防団”のひとたちのように朝日新聞が称賛する記事を出してもらえばいいということ?怒りがこみ上げてきます。もちろん体にハンディキャップがあったり、お年寄りが逃げ遅れるようなことがあるのは痛ましいことです。しかし、それは、ほかの手段でカバーすべきことで、地域の人の自らの犠牲を代償(というかいっしょに犠牲になってしまえば代償にもならないのですが)にすることは許されないことだと思います。そういう観点がゼロの記事で、最悪でした。(ちょっとは書いてましたが全体としてはそんなことは感じられません)もし記事にすうrなら海外でもよいので、モデルになるような計画をちゃんと調べてから記事にしてほしいです。そうでなければ、ただ地域で”共助する”ことにしていれば計画もあってOK、実際は道がとおれませんでした、のような話で終わりかねません。なんだか結局地方公共自治体のあらさがしのような記事で不愉快極まりない記事でした。

輪島の火災などについても思いますが、地域の消防団の役割と地方公共自治体の公務員の消防隊員の間の分担をもっと明確にすべきで、装備も十分ではない消防団員の命が失われるようなことは断じてないようにしてもらいたいです。

また、びっくりなのは自衛隊のひとが、今回の能登半島地震の初動対応に問題ないといっていることで、例えばこれがドローンでの攻撃であったとしたらどうなるんでしょうか?日本の家屋が燃えやすいというのはわかっていることで、意図的に攻撃されたらやはり全焼する?そんな棄民策のようなことが自衛隊の計画なんでしょうか?それとも市街地は攻撃されないという前提があるんでしょうか?テロはどこでも起こる可能性があるんじゃないでしょうか?どうなんでしょう。まあ軍事に詳しい人から見ると、いきなり市街地を延焼させるなどという作戦はありえないのかもしれませんけど。素人考えではテロ攻撃だったらそういうこともやられたらどうなるんだろうと思ってしまいます。