朝日新聞11月11日朝刊の統一教会関連の記事

オピニオン欄に3人の有識者の意見が載っている。(リンクは最初の1件)

被害を広げたのは「40年間の不作為」 宗教学者が問う政治の責任:朝日新聞デジタル

ひとり目の宗教学者桜井義秀氏(固有名詞はこのあとも現在の常用漢字で表記しています)。なんだかよくわからない意見だ。

宗教学者がやるべきことをやってこなかった、ということはよくわかる。そして、日本基督教団がいっているらしい、解散命令は自民党が自らの関係を隠ぺいするためにやった、ということについての否定的な見解はそのとおりだとおもう。

何も宗教学者が責任を感じる必要はなく、やはりマスコミや行政の問題であるように思う。それが宗教なのかという点について、学問的論じることはもしかするとできたかもしれないが、宗教だという結論しかでないだろう。

一番大きいのはマスコミの責任で、なんだかマスコミは自分たちの責任逃れのためにこのような良心的な学者の発言に付け込んでいるように思われる。

桜井氏の発言は良心的なものだと思うのだが、それが、朝日新聞に載せられて、朝日新聞の見解もないので、なんだかな感じがしてしまう。

残りのふたりについては言及する必要もないようなしろもので、菅野氏(旧姓は違ったはず)の意見はいうは難しで、それじゃあ教団の100億円基金についてどう考えるのか聞いてみたいものだ。それぬきに、いかにも桜井氏が失望した、自民党の隠れ蓑論をしゃべっているあたりに、もう終わったのに過去の栄光にしがみつこうとする、このひとの哀れさを感じた。頭がいい人なのかもしれないけど、終わった人だという気がするが、それでも国のなんとか委員になったりするあたり、元検事、国会議員というパワーはなかなかなかなものだということを感じさせる人だ。

3番目のカワイというひとは弁護士であるようですが、献金記録の不開示をあれこれいっているようです。しかし、あれだけ巨大な教団の献金記録をそんな簡単に出せると思っているのでしょうか。献金は領収書も不要なので、それを出せといってもそんな簡単なものではないです。逆にだから、被害者の訴訟も難しいでしょう。なんだか安易な感じでどうもなーって感じで弁護士というのもいまいちなひとがなるんだなあという印象です。以上3にんそれぞれ、まあ桜井氏はどちらかというと朝日新聞が自分たちの責任逃れではないか、という外的な理由なのでお気の毒ですが、残りのふたりはすっとんきょという感じでこれを載せているような朝日新聞もまたすっきょんとという印象でカルトの被害は収まらないだろうという確信を得ています。カルトはいろいろな形をとって現れて、カルト的なものははびこります。例えば宝塚などももしかして巨大カルトではないかとおもったりすることがありますがどうなんでしょうか。まあ推し活とかもそんなところはあるし、そもそもが朝日新聞の権威というのが今でも思っている自分もカルトにはまっているのかもと思ったりします。