11月3日朝日新聞オピニオン欄について

オピニオンニュース:朝日新聞デジタル

3人の識者が意見を述べています。

ひとりめはキリスト教の牧師でかつては統一教会員であったひと

ふたりめ心理学者、三人目はちょっと違い親がネット右翼になってしまったという著作のある文筆家のかたです。

私としては3人目の方のご意見は納得できましたが、ひとりめとふたりめはあまりでした。

まずひとりめのキリスト教牧師のかたは、反論ではなくまずは聞くことだ、というようなことを言っていましたが、よく知られているのは、旧統一協会との接触を断つことにかなり苦労しているというのが実情ではないかと。そして、その断たせ方をめぐっては若干の議論もあるところではないかと思います。世の人は例えばキリスト教の教会というところで離れたときにどのような扱いをされるのか、離れてみないとわからないというところもあり、それはキリスト教でも同じじゃないの?と思う人もいるかもしれません。じゃあ何が違うの、となると、説得力はないように思いました。

また二人目は、家族で宗教2世がうまれることについて述べてます。しかし、このひとのいうような家族は一体どんな家族なんだろうと思ってしまいます。家族やコミュニティというのはそれなりの土壌があったりして、そこに違う人をどう招き入れるか、ということかと。先に何もない真っ白なところに色を塗るのとは違います。

例えば日本では仏教の無自覚な信仰をしている家族の中でも、ハロウィーンをやるとなるとこどもに衣装を着させたりすると。その先に、もしかしたらミッションスクールに通わせたりもするかもしれないです。ところがその先にキリスト教に入信しようとすると止める親もいると聞きます。それが彼女の言う家族教なのか?そんなのは例えば外国でも同じようなもので、日本の特質でもないし、なんというか家族で一緒に暮らす以上はある程度避けられないでしょう。問題はやはり、過度な強制を行う1世?の問題で、そこが解決しないとどうしようもありません。朝日新聞はひとりめとふたりめは選ぶ人を間違えたという印象です。というかそれが朝日新聞の宗教観だとするとそういった宗教観を大新聞が持つ限り新たなカルトが出てきり、旧来のカルトもなんだかなんだと生き延びるんだろうなあという気がします。