朝日新聞11月7日耕論をよんで(引退)

(耕論)「引退」しない生き方 大野将平さん、加藤一二三さん、吉田亜沙美さん:朝日新聞デジタル

3人が取り上げられている。

柔道の大野氏、将棋の加藤氏、バスケットボールの吉田氏だ。

まず一読して一番最初に取り上げられるのが大野氏だが、なんだか勘違いインタビューのような感じであまりいい印象はない。当然武道は勝敗を越えたところにも”道”はある。ほかのふたりは引退をきわめて現実的にとらえているが、このひとだけノー天気というか勘違いで、英国に留学させてもらっているのは、柔道競技で引退したkらあじゃないの?と思うのだが本人はそうじゃないらしい。それなら英国など行かずに日本の道場にいる。または海外に行きたいなら私費でいけばいいんじゃないだろうか。

公費で海外にいっていて、それはないだろうと思いました。

ほかのふたりは真摯にこの問いに答えていたと思います。加藤氏は規定により引退を余儀なくされるということです。しかしこれまた当然将棋をやめるということではありません。あくまでもトーナメントプロ?として引退したということです。これは現実に将棋のプロとしては観客もいる以上しかたがないことという受け止めでしょう。同じように吉田選手も極めて現実的にトップリーグの選手として出場して十分なプレーができるかとか、役割があるかということを気にしています。真摯にこの問いに答えていてすがすがしい気持ちがしました。特に吉田氏は日本の中ではかなり年齢的にはこれまでにないということですが、30代の選手や一回引退した選手がカムバックすることに勇気を与えていると思います。

ということでひとりだけ勘違い、プロでない柔道選手にそういうことを要求するのは難しということかもしれませんが、それをほめるようなよいしょ記事を書く朝日もどうかと思います。きっと彼のような柔道界で英国留学をしたひとは、その後JOCー>IOCという山下泰裕氏の道をたどるので、いまからよいしょしておくということなのでしょうか。そんなのでいいんだろうか。

関係ないですが新聞記者も引退してなくて、なんだかあちことで文章講座を開いたり、大学で教えたりというひとがおおいようです。世間の目を気にせずに生きられるという意味ではやはりプロのジャーナリストではない人たちということなんでしょう。そういう意味では大野氏の生き方は大企業の新聞記者には響くところがあってのトップの扱いなのかもしれないと思ったりします。