朝日新聞1月4日スポーツ面感想

大野将平語る「報道は本意ではない」 進退を自ら決めるべき柔道家だ:朝日新聞デジタル

なんなんですかねえ、という感じの記事だ。

12月にJOCのスポーツ指導者海外研修事業に応募したことで現役引退ということがほかの新聞で報道されたのを、後追いしなかった言い訳の記事。不愉快極まりない記事だ。

オリンピック選手は公金も使っている方々で、そもそもこの研修事業の財源も当然どここからかの公金だろう。それをつかって指導者として海外研修するのに現役というのはあり得ないと思われる。

それをこの記事をかいたひとは、本人がそういってるから、デスクと相談して記事にしなかったという。まあそれはいいわけで自分が知らなかったのを他紙に抜かれて、なにやってるの?くらいに周りから言われたことへのこれは言い訳なんだろう。野村貴社の記事には前もラグビーに関して社内の他の記者への小言みたいなものがあり、どうもこのひとは休み明けなどを狙ってそういう記事を載せたがる類の記者らしい。しかし、朝日新聞は600万人の人が読む公器だとよく自分たちでもいってませんでしたっけ?それが、記者一人の思いで報道しないということがあり得るのだろうか?完全に読者の知る権利を阻害している。もしこの記者が自分が特落ちした言い訳ではなく、本当にスポーツ選手の引退は自らが発表するまでは書かない、研修事業への応募の事実すら書かないとしたら、それは問題だ。

さらにこの記事でこの研修事業というのを検索すると、過去のレポートなども出てきます。柔道のように日本が世界のトップレベルのスポーツでなぜ海外に研修に行かないといけないのかは非常に不思議でありました。ほかの派遣者はみんなそれなりの目的があっていっているようですが、柔道の選手はなぜか、語学習得とか、イギリスとの交流とか、そういった内容になっていて、井上康生氏の報告書など読むと、途中でカナダやイスラエルなどにも行ったりしていて、英国の指導者の研修とどう関係するのかはわかりませんし、語学研修もまさかと思いますが1ヶ月しかやってないのか?と思える内容でした。いまは彼は英語でのコミュニケーション堪能なんでしょうか?ということでこのような研修は他の参加者のように、日本が遅れているスポーツで行うべきで、柔道で派遣の必要があるのかは大きな疑問です。