朝日新聞流し読み(山口智美教授)9月27日

朝刊に山口智モンタナ州立大学教授のインタビューがでていた。

ざっと読んだ感想だが、例えばLGBTについての条例などを反対する人たちが地域でいろいろとやって反対意見を盛り上げることに対して批判的であるようだ。しかし、正しさは山口教授が考えることではなく、LGBTの社会的な認知を推進しようとするひとたちも、まずは草の根の運動は大切なのではなかろうか、それができない状況へのいら立ちのように思えた。昔であればそれこそ会社の中などにもいろいろなサークルなどもあったが、今は分断されている。また生協なども昔は専業主婦が多かったので地域活動のベースになったと思われるが、いまはとてもそのようなものではない。そこにうまくバックスラッシュのひとたちが入り込んでいるといって、それにアメリカから歯噛みしててもしょうがないだろう。また、LGBTへの理解などはこれまでの経緯から難しいがそれをトップダウンでやろうとしているというひとたちへの嫌悪感も理解していただきたいところだ。繰り返すが、今困難にある人がいる以上、形式的な不平等は正されなくてはいけないが、それをボトムアップなしのトップダウンでやって、あとは地方公共自治体に教育も含めてやれというようなスタンスだけだと、一般人の理解は広がらずかえって反対派の栄養分にしかならない気がする。ちょうど同じ朝日新聞加藤秀俊氏の独学についてのコメントがでていた。自主的に学ぶことの大切さはおそらくこういったことにもあるのだろう。その横の山崎某氏のあまり意味のないインタビューに比べて加藤氏はさすがだなあと感じた。