旧統一協会と自民党

【政界地獄耳】侮辱にもダンマリの保守派…教会との癒着はすべて安倍氏だけのことにしたいのか? - 政界地獄耳 - 社会コラム : 日刊スポーツ

安倍元首相の痛ましい事件の1年で最近また旧統一協会についていろいろと新聞などで報道されている。宗教法人としての解散を求めているひともいるようだが、こういう人たちが実際に解散で何が変わるのか求めているのかはなぞだ。せいぜいが収益にかかる税金や固定資産税がかかるくらいしか経済的な影響はなく、あのような金満宗教法人にはそれほどの痛手でもないだろう。また、さらに言えば、オウム真理教のように別法人に分かれていく可能性もある。分けられるとなおさらのこと責任の追及は難しくなるのではないか。特に旧統一協会の場合、オウム真理教のように刑事事件というよりは、民事訴訟の被告としての影響が大きいと思うのだが。結局無責任な島薗某のような宗教学者はどういった根拠で言っているのかわからないので、まだ、文部科学省出身のいろいろな人たちのほうが実務的な影響が分かっているのではないだろうか。マスコミが何かしらの印籠がないと批判できなというところに問題は多いような気がする。

さて、引用した自民党との関係も、小生は前に書いたように、地方議会への影響のほうが彼らの力の根源だと思っている。おそらく彼らの人数で国会議員を単独で出すことは難しいだろう。そうすると、自民党の中央は主に国会議員からなっているので、ほとんどのひとはあまり恩恵もないように思っていると。しかし、何人かの当落線上の候補者にとってはとてもありがたい存在なのだろう。そうなると、派閥の領袖のようなひとたちにとっては無視できない存在ということだろう。また、当然地方議会ではそれなりに影響を持つことができるわけで、そこでいろいろな提案などをすることは大きいし、なによりも地方議員の学校における存在感を考えると、これは大きい。なので新聞もぜひ、地元の地方議員の存在をもっと報じてほしい。それが国政に直接の影響がないからよしとする論調が大新聞には目立つように思うが、そうではなくて、むしろ学校などに対して何をやったりいったりしているのか丁寧に取材して報道してほしい。特にLGBTQ促進法で、彼らがダメだという運動を起こせば学校や図書館での理解を促進する活動は全くできないと思う。どうも具体的な動きに着目してくれないのがいまの大新聞のようで困ったもんだと思っている。