霞が関の問題は国会議員?(日刊スポーツ6月30日)

【政界地獄耳】無駄の宝庫に疲弊「ブラック霞が関」 - 政界地獄耳 - 社会コラム : 日刊スポーツ

この記事は読売新聞が書くように野党だけが問題ではなく、与党も問題といっている。

しかし、問題は国会議員だけか?

ある場所で政府の審議会などの委員には事前のご説明があり、対面が原則ということで、その方は資料を送ってわからなければ電話するから、といったということであった。しかし、ふと思い出したのが民間会社でも社外取締役の方で官僚出身のかたなどは、取締役会資料の対面説明が必須の方がいたというような噂だ。

要は官僚の世界では対面が基本、とか事前説明をしておいて、当日の何かで議論を呼ぶようなことはしたくない、というようなことがあるのだろう。

それは、もしかしたら優秀な大学を卒業して、国家公務員試験をとおるなかで、”正解”へのこだわりが作られてそれが強化されるのかもしれない。

もちろん、会議の前に事前に資料をおくって準備して、不明点や誤りは明らかにしたうえで参加してもらうことは重要だ。しかし、それが何か事前に道筋をつけておいたとおりに進むようにする、ということではないだろう。それであれば有識者を集めた審議会のような会議など全く無駄で、実はその無駄が結構多いんじゃいのでしょうか。結局官僚からしたら自分たちよりも勉強不足という感じしかないのでしょうけど、それもおかしくて、本来はそれぞれの知見をきちんと他の人に説明して、それを会議の参加者が理解したうえで進めるんでしょうけど、実際は優秀な官僚は事前にいろいろな人の意見を聞いちゃうということもありますけどねえ。(批判を受けましたが、某文部次官もそういう活動をされていたので、割と気楽にいってたら刺されちゃったんでしょう)

国会の審議も結局はそうなんじゃないでしょうか。

行政で必要な法案については野党もあまり質問せずに派手なことだけやるからそうなるということもあって官僚からすると疲れるんだろうとは思いますが。