岸田首相の事件に思う

岸田首相が選挙の応援に駆けつけて何かを投げつけられたとのことである。

不思議なのは現職の首相の公務ではなく、このような危険な場所に近寄っていいのか?というようなお話は出てこない。警察がいけないのだろうか?

それにしても、今回も一応視察ということになっているのかもしれないが、首相という立場のひとが動けば当然警察が警護してその分税金が使われる。もちろんいつもついているSPもいるのだろうかがそれ以外は行く先の警察なのだろう。暴論かもしれないが、警察が警護する範囲と、自民党が自腹で警護する範囲を分けてみてはどうだろう。選挙のために、何をするかは選挙活動の自由もあるから、首相が何をしようと止めることはできない。しかし、選挙活動は自民党の活動なのだから、そこに過度な税金の支出はいいのか?という議論はあってもよいのでは。市長などもそうだが、行政の立場のひとが、他人の選挙運動にどこまで関わるかというのもひとつ問題はあるのでは?

そして、それは、首相と並んだ写真を撮りたがる候補者や、それをありがたがる支援者のメンタリティということもあるのだろう。それもどうなのか。

ということで、日本の選挙運動ももう少し草の根の活動を重視しないといけないのではないだろうか