朝日新聞12月1日耕論

ということで今日は島薗進氏、斎藤小百合氏(恵泉女学園大学という園芸の大学で憲法を教えているらしい)、とあとひとりのひとが書いていた。

最後のひとりのひとはわりとまともだったのでいいのですが、名前を書いたふたりはひどかった。まず島薗氏はなんだか評論家のような口ぶりで、前にも書いたように、東大は先生も学生もずーっと統一協会の脅威にさらされていたはずで、何をいってるんだという感じです。またいってることにとても宗教学者としての深みもなくて、まあたこつぼの宗教学のなかでいきてきたひとなんだなあという気がしました。こういうひとが東京大学の教授として、おそらくは日本の宗教学の”大家”とも呼ばれるところにむしろいまの日本の問題の根があるのではないでしょうか。要は学者がたこつぼの学問をやるだけで、全然社会に貢献できてないしする気もないということです。お定まりのオープンカレッジなどよりも、ずっと学者としてやるべきことをやってなかったのが島薗氏を筆頭とする学者なのでは。もうひとりの斎藤氏は名前を知らないのでなんでここにでてきたのかも不明ですが、ひとことでいってとんでもないひと。何を言いたいのかわかりませんでした。結局憲法学者としてよりも自民党統一教会の関係をあきらかにするほうが大切という市民運動家の面が強い人なのか。まあたしかにいまの統一教会たたきの中で、例えば萩生田氏のようにうまく逃げてる人もいるわけで、それでいいのかという気もしますが、憲法学者が、解散命令がだされるときにはオウム真理教がどうのとかいってそれだけかいって感じがしました。このひとは憲法の信教の自由についての専門家らしいですが、まだ自民党当たりがいっている、宗教団体の解散が信徒の信教の自由を侵すことになってはどうの、というほうがまともな言い方のように見えるほど、憲法学者としてはどうかという感じの記事でした。もしかすると、憲法についての学者という肩書があって、ああいった発言をするひとは、いろいろなところによばれて”忙しい”のかもしれませんが、それは、たとえば東大やKO大学の教授が政府や企業によばれて”忙しい”のと大差はないでしょう。研究の時間などとれないし、毛局はうまく迎合的なことばかりいって、下手すると、そういう人たちのご機嫌をとって自身の老後を安定させたい、という欲望丸出しの人工知能系の研究者のようなひとまででてきてますが、根本的にはあまり変わらないような印象です。まあ朝日が取り上げるくらいですからその方面では有名なひとなんでしょうけど。

ということで、前から書いているように、オウム真理教を見れば、単に宗教法人夫解散命令を出しても、決して資産は散逸なんかしませんし、地価というより堂々と別の団体として活動するだけです。地下にというのは資産を隠すという意味であればそうかもしれませんけど。

ということで12月1日から実になんだかな感じの記事を読まされたなあという印象です。