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なぜ彼女が… ホームレスの死が問いかけるもの 東京・渋谷のバス停で事件|NHK事件記者取材note

2年前にこの事件が起きたので花束を手向けに行った人などがいるとのことだ。

おおむね2年前と変わらず、加害者を責めるまた加害者と社会を同一視したような言説が多い。しかし、私は結局この事件が裁判までいかなかったことが非常に良くなかったと思っている。まず第1に被害者は石を入れたペットボトルで殴られたことで亡くなったということだが、当初は警察はこんなことは言っていなかった。今の主要な道路の歩道で人が殴られると死ぬほどの石を見つけるのはそれなりに大変そうだし、また、レジ袋に入れて殴ったといっても実際証拠として見つかったという話を私は知らない。確かにペットボトルで殴ったのだろうけども、もしや、警察はペットボトルだけでは無理があるとおもってあとから石のことを言い出したのではないかという疑問がある。司法解剖の結果もわたしは知らないのだが、、、また、加害者をまともな精神状態で殺害したひどいひとのようなことを言う言説にあふれているが、早朝の道路の掃除を任務としてやっていたひとで、本当に殴った結果を判断できるような精神状態にあったのかは不明だ。精神観点すら行われていなかったのではないだろうか。これにたいして精神科医からはなにも出てこないのはどういうことなんだろう。それこそが日本の社会制度の問題のような気がする。十分なケアを受けられず、何か問題が起こっても、精神科医はだれも自分の患者だというようなことは言わない。

わたしはこの事件は社会のセーフティーネットの欠如でふたりのひとが死んでしまった事件だったと思う。

自殺した犯人にどういったことがあったのかを追うようなジャーナリストがいないことをとても残念に思っているし、わたしのような素人が疑問に思うことをなかったことにして、ひたすら被害者にだけ寄り添った言説を垂れ流すひとたちも全く信用していない。