朝日新聞8月18日朝刊をよんで

自民総裁選、11人が出馬意欲 漂う解放感、垣間見える内向き志向 [自民]:朝日新聞デジタル

だそうです、紙面では1面の記事です。

漂う解放感ってなんですかね。11人出そうだから?

今後”グループ”によって絞り込まれても、開放感なんでしょうか?なんというかな感じの表現です。新聞記者はしっかり本当に旧派閥の中での調整などがないことを確認してから書いてほしいですね。国会議員票が結局旧派閥にそった形の結果であれば、やっぱり、という感じだし。あたかも自民党の派閥が解消されたかのような書き方をするのは総称化と思うのですが、、、

また、同じ1面の70歳のかたがマッチングアプリで隙間バイトの仕事を見つけて働いている、というのも、肯定的な記事に見えました。しかし、例えば朝日新聞の記者は70歳でマッチングアプリで10万円年金に上乗せしてますか?それであれば、みんなそうやってるんだ、という感じで書かれても結構です。しかし、日本では年金の支給水準の問題で、このようなことになっている方がいる、ということで、すべてではないのではないでしょうか?

というか、繰り返しますが朝日新聞のOBの方々どうなんでしょうか。

そりゃあ朝日のOBはみんな70歳になっても働いているよ、大学とかテレビとかでね、とおっしゃるかたもいるかもしれません。そういう方々には、偉いですねというしかないですが、まあ朝日新聞のような一流企業であれば、70歳でマッチングアプリで働かなくてもそれなりに生活していけるのではないかと推察してます。それであれば、記者は、なぜ、国民が年金が十分でないため、マッチングアプリで、いわば自分の労働力を切り売りするような働き方をしなくてはならないのか、そこにもっと目を配るべきと思います。この方の仕事の”回数”を見ると、1日に短いバイトを複数やっていることもあるのではないかと思います。NHKクローズアップ現代では、こういった人たちに対しての仕事の説明が十分でないための事故が起きているというようなこともやっていたような記憶があります。そういった点については、4面にそれをにおわせるようなことが書いてありましたが、クローズアップ現代に比べて全然だなと。

目配りという意味では、昔は朝日新聞に求人が出ていたものですが、なぜ今回の記事の企業はマッチングアプリなんだろうということも思います。

賃金の30%も紹介会社に払うそうです。ってことは労働者に支払われる額はそれだけ削られているということですよね。結局使い捨てられる人材を雇うのに、そんな賃金上げてもしょうがないので、必要な時間にすぐ見つかってありがたいって感じでしょうか?新聞広告はコストもかかるので、長期的に雇うつもりがなければ使わないということか、、、

また、ハローワークっていうのはどういうところになったんだろうという気もします。

せいぜいがマッチングアプリを創るくらいで民間がいいとかいう話になるのか?

とにかくそういったところにもっと切り込んで記事を書いてほしかったところです。

年金の少なさをそういったことで補わなくてはならない人たちが放置、また不安定(危険)な仕事の状況にさらされている政治への視点やアプリ業者が濡れ手に粟で儲けていることへの視点などに欠けた記事であったと思います。