日刊スポーツ政界地獄耳(7月12日)

【政界地獄耳】共産批判やアレルギー排除の努力は続く - 政界地獄耳 - 社会コラム : 日刊スポーツ

この記事には直接出てないが、共産党へのいろいろな批判は多い。もちろんこの党がやった(やっている)他の進歩的政党への排他的な攻撃(物理的なものも含む)は非難されるべきことである。今は物理的な攻撃はさすがにやるようなひとはいないのかもしれないが。さて、一方は立憲だ。そもそもが、選挙協力と政党としての政策の一致は別のものといえば別のものだ。もし、同じなら政党としてひとつになるしかないが、そうではない政党が、選挙においては協力しようというのがそもそもだろう。東京都知事選挙も大体が共産党が支援しているといっても、共産党のいくつかの政策は重視できても、東京都だけで社会主義国はできないわけだし、実際美濃部さんなどもそんなことはしていない。むしろ社会主義的な妙なバラマキや、トップによる専制はいまの都知事のお得意なのではないだろうか。まあそれはともかくとして、連合が共産党の候補を支持しないことを云々しているが、もともとが連合は社会党民社党を支援した労働組合の連合だが、社会党を支持するといっても社会党自体が大きく路線が違っていた政党なわけで、もともと連合は難しさを持っている労働団体の”連合”といえよう。まあ今や公務員の労働組合はほぼ壊滅、3公社5現業といわれたところでの組合もほとんど機能していないのではないだろうか。ただ、連合というところが分かってないのは、そういったところには不満を持つ人が絶対に出てくる。そういった人たちが先鋭化したあつまりを作った時に、結局は自らが支援する候補への投票活動はうまくいかず、”票を力にした圧力”はできなくなるということだ。逆にいうと、連合の力は、票があることだ、日本ではいくら組合があるといっても、最後はひとりひとりが投票しないと最終的な結果に結びつかない、ということを理解しないといけないだろう。例えば連合東京は小池候補を支援したといってもいったい自分たちが何票稼げたと思っているのだろう?また、演説の機会などなかったのだろうから、どうなんだろう?ということを考えているのだろうか。マスコミのアンケートでは、出てこないが連合の傘下の組合員の投票活動はどうなんだろう。そんなにみんな小池氏に投票しているのだろうか?(ちなみに小生の企業も連合傘下だが、投票の依頼など一切なかった)まあ、それはそれで、純粋に労働者のための活動をしてくれれば連合はいいのですが。