日刊スポーツ政界地獄耳(2月24日)教育勅語とは

【政界地獄耳】「教育勅語」否定しない閣議決定が問題だ - 政界地獄耳 - 社会コラム : 日刊スポーツ

ここで言われている否定しないの前の閣議決定には”憲法教育基本法に反しないような形で教材として用いることまでは”という言葉が入っている。

これを入れるか入れないかで印象は全く異なってくる。そりゃあわたしのような年寄りも日本史の教科書や資料集などでは見ている。教材というのはそういうことだろう。おそらく道徳で肯定的に使ったらそれは問題。憲法違反だろう。ただし道徳で使うとしても明治時代の反省をもって示すことは教材なのでOKという、一律にいうことは難しいので、憲法教育基本法というものに反しないように、といっているのだと理解している。(もちろん当時の内閣が拡張して解釈して、混乱というか、こういったことをいうひとがでてくることもその当時の文脈で考えれば予想はできたことだが)

閣議決定を逆に言うと無視しているのは政治家たちだ。それを言わないのはなぜ?

それにしても松井広島市長というひとは官僚出身らしい。官僚というのは憲法の順守義務をもって働いてきた人だと思ってたのだが、そういう発言をする、というのはどういうことなのだろう。盛山文部科学大臣もだが、官僚の劣化というものを感じる。