ある学者との本当にわずかな接点

2020年のちょうどコロナの緊急事態宣言のころだった。小生の当時高校生だったこどもがコンビニでコピーをとっていたところ、突然割り込んできたひとがいたとのことだった。そして、そのひとはこどものコピーを強引に中断して、ある書類のコピーをとってなんとこどもがコピー中だったのにお釣りをだして、もっていtってしまったそうだ。ところが、そのひとはコピー元の書類を忘れていったので、お名前はわかっている。

500円くらいのお金を持っていかれてしまい、こどもとしてもコンビニの店員さんも驚いたのだが、ちょっとそのひとは常態ではない感じであったとのことであった。

繰り返すが、身元がわかるような書類をコピーしたのにそのもとはおいていったので、犯罪という意識もなかったのだが、そうだとすると、ちょっと精神的な問題を抱えた人ということだろう。ちなみにその書類はコンビニ経由で警察に届けたがその後はわからない。

ということでこどもが覚えていたそのひとの名前を検索すると、著名大学の名誉教授であることが分かった。写真もあったのだが、間違いないとのことであった。

そんなことで注目していたのだが、驚くべきことにその後もその人は書物を発刊したりしている。そのときの状況を考えるととてもそのような健康状態には見えなかったのだが、、、

もしかしたら精神的に波があった状態なのかもしれないが、それにしても、コンビニでコピー中のところに割り込んで、お釣りを出して持って行ってしまうというのはとても正常とも思えない。それはあとから小生もそのコンビニにいったときに、店員さんもいっていて、こどもにそういう目に合わせたのは申し訳なかったといっていた。

それにしてもです。その方の弟子の方々がおそらくその大先生が本を出すというので相当にいろいろとご苦労しないと本は出せなかったと思うが、そういうものなのかなあという気がする。

病気でも大先生はそれを隠して少数の知り合いにしか明かさず本を出すと。学問の闇を感じた。ちなみにこどもはその方がその昔教えていた大学を志望していたが、いっきにやめました。

この話にはついでもあって、その方の名誉教授の名前のしたには次に並ぶ方がいたのですが、そのかたは小生にとって忘れられない方で、一時期その方が、iPADを買って(メールから知れた)、メールアドレスのReturn toの設定を誤って小生のアドレスにしていたらしく、たくさんのメールがきたのでした。仕事のメールに対しては小生は間違えていることを送ったのですが、お詫びが来たのは意外やちょっと世間的にはアウトロー的な方と思われている?著名な方からでした、出版社や別の大学の先生などもいたのですが、一切お詫びはなしでした。まあなんだかな話でここにも学問の方々ってそういう人なんだなあと感じました。

もうひとりそういえばいました、何年かたっていきなり外国語のメールがきて、同じように間違えていることを送りました。丁寧な返事がきて、さらに、自分は日本にいるので、偶然とはいえ会えないか、というのです。最初のメールは著名な学者の方にあてたものですが、全然違う感性で、なんというか人間関係ってそういう風にできると楽しいだろうな、と思いました。

 

ちょっと備忘録的に書いてみました。