日本の社会科学系の研究者(中東)

なんだかテレビでいろいろな人が出てくるが、どうもいまいちという感じがする。

外国のマスコミ(新聞やニュースサイト)に比べて学者といわれる人が期待される役割も中途半端で外国だとウォッチャーのようなひとがでてきて説明する。しかし日本の学者はウォッチャーというわけでもないようで、それは昔教科書で読んだような、というような話を整然と話すタイプの人が多いような気がする。

一方官界(から民間にいったひとも)はこれまた分析というよりは前からの持論を述べるだけのようなひともいる。

結局現地の取材が豊富な記者が一番まともな話をしたりする。

もちろん現地の状況を伝える仕事は大切だ。しかし、海外のように現地の状況をきちんと過去の文脈も踏まえて説明してくれることが実は日本の政治にも大切ではないかと思うのだが、外務省の対応がどうも一歩遅れになるのも結局は海外をフォローするしか安全な道はないからではないか。それはそれである意味恰好は悪いけど安全ということはいえる。しかし、外交に多額のお金をばらまいたメリットは何だったのだろう。こういうときに日本の立場でいろいろと動いて国際的な立場を上げることじゃなかったのだろうか。