マイナ保険証の報道について

マイナ保険証ってやつのことがさんざん報道されている。

しかし、新聞記者も何をいいたいのかわからないところがある。

マイナ保険証の問題は、カードに正しい人が紐づかない、という問題は、そもそもの業務設計上無理なことをやらせているだけだからだ。

当たり前だけど保険の加入はまずは雇用関係が前提となる。そしてそれを各社や組合保険のようなところに届けてそれをもとに健康保険組合が処理をする。

この過程でマイナカードと紐づけることになるのだろうが、マイナカードはみんな事前に持っているひともいれば持ってない人もいるとすると、そもそも紐づけられるのかを本人に確認しないとわからないだろう。必然的にこれをまっていたら保険証という、就業した日から必要なものの発行が遅れてしますから、どうしても先行して作らざるを得ない。とすると現状では保険証の発行が先行せざるをえないので、あとから紐づけようとしても、よほど申請者が注意していなければできないことだ。しかし、実際のところ今保険証を紐づけようとしているのは、本人の意図というよりは政策的に人数を増やすためだろうから、そのあたりの確認は心もとないものになるだろう。そうなれば、当然のように健康保険組合の作業もミスが発生したり、不正確になったりするのは避けられないところと思われます。

ということで、結局結果だけ見ると健康保険組合が悪いことになるので、政府は上から目線で健康保険組合の尻をたたけばすむということでそのようなことをいっていて、新聞もその尻馬に乗っているというように思えます。

新聞は政府の尻馬にのっている、という意識があって書いているのでしょうか?

もっとも昨今の新聞記者は自らを上級国民と位置付けているようなので、政府の役人と同じ目線でものをいうのが当然という感じなのかもしれません。

なんともです。新聞記者に求められるのは、なぜそのような問題が起きるのかをちゃんと現場で取材して、もっと構造的な問題を書くことではないでしょうか。思いついたようにどこかの市役所ではエクセルで作業したのでうまくいってないとか、そういったことを報道しますが、保険証の問題はもっと構造的な問題があるように思われますがなぜかそこに突っ込んだ記事は見られません。ほかにもコンビニでの住民票の出力の問題も、富士通の責任にしているけど本当にそれだけなの?と疑問に思うところもあります。コンビニでの出力自体は前の住基カード時代もできたような気がしますのでなぜ今になって?どこがかわったんだろうか、または変わってないけど運用の変更などで問題が発生しているのか?というような疑問に答えてくれる記事はありません。