朝日新聞の謎の記事2(札幌五輪招致とオリンピック汚職疑惑)

五輪汚職、札幌招致に影響も スポンサー企業の選定は「監視できず」:朝日新聞デジタル

こんな記事が7日付の朝刊にでていた。びっくりだ。五輪の大会組織委員会の幹部の「選定を監視できず」という発言をそのまま伝えている。「監視」というといかにも四六時中見張って「そんなことは無理」と思わせるレトリックでしかない。なにも四六時中の監視など必要ではなく、大会のスポンサーの選定に大会組織委員会の人間がわいろをもらうことがないように透明性を持つようにするだけの話だ。あたかもこの記事は公開されないことが問題といいたいようだが、世の中には公開されなくても手続きが明確でないといけないことはたくさんあるだろう。例えば朝日新聞で記者を処分するときに、当然世の中にはその内容は公開されないが、社内規定で手続きは不正がないようにしないといけない。当たり前だと思う。ところがこの記事の観点は、あたかも手続きの不足は日本の法律などに起因すると言いたげで、ようはほかの幹部の言い訳だ。いったいそんなことを世間に垂れ流してどうするというんだろう。もしかしたらこの記者は札幌五輪の「メディア担当役員」にでもなることを夢見ていて、それがついえたことが残念だったのだろうか。とにもかくにも朝日新聞にときどきでる、組織委員会幹部の発言で妙に客観的ではなく、寄り添った記事がでるのは公器としてどうなんだろう。それこそ社内の編集者の監視が十分でないためなのか、、、