日刊スポーツ政界地獄耳(7月20日)

【政界地獄耳】トランプの“変化”は本物か、大統領になれば元に戻るのか - 政界地獄耳 - 社会コラム : 日刊スポーツ

これは最初からいただけないコラムですね。まず、再選はかたくなってきたといっているけど民主党の候補はこれからですよ。なんだか一連の流れを見ていると、本当にひとつのフィクションのようで、米国の選挙が劇場化しているというのもここまで来ているのか、という気さえします。おそらくは、今後民主党は誰かを大統領候補として出してくるのでしょうが、そのひとはトランプ氏と戦うイメージのひとなのでしょう。そうなるとこれまでのトランプ氏のバイデン氏への批判はおそらくほとんど無力化されて、結局新しい大統領候補が選ばれてしまうのではないかと思うのですが。さすがにトランプ氏が2021年1月のあの事件に”無関係”と思う人も米国にはいないのではないでしょうか。または、米国では首都ワシントンでの出来事は、遠い世界の出来事なのか。

実はかなりはやくから民主党のプランBの候補は決まっていたのではないでしょうか。そうすると、当然のことながら候補者の討論が早まったのも作戦のうちだったのでしょう。それにのっかったのはトランプ氏の側ですから、誰の責任でもありません。まあ誰が来ても勝てると踏んで、先行逃げ切りを目指した。しかし、銃撃がどういう影響をもたらすかです。たしかにこの記事にもあるように”神がかった感じ”にはものすごく効果的ですが、ただ、それは逆の面も持つのが今の米国ではないでしょうか。そういう点でどうんのだろうと思います。もともと福音派の人の支持はかたかったのですからそういうひとたちの支持をさらに強固にしたというだけで終わってしまうとどうなんだろうなあと。まあヒラリーさんが負けたことで、米国の有権者は”実直さ”を求めていることはよくわかりました。バイデンさんも実直な感じはする人です。民主党からの新しい候補が、単に頭がいい感じで金融界の代表者、政治献金はたくさん集まる、みたいなひとじゃなくて、実直に世界平和や米国の繁栄を訴えるひとであればいいと思うのですがどうなんでしょう。