政治資金とAI、規制は法律?倫理?

政治資金規正法について、整備しろという声が多い。

しかし、そもそもが、政治資金は政党という極めて限定された人しかかかわらないような法律だ。

政党というのは選挙で選ばれた良識ある人たちが運営しているわけで、普通に考えるとそこで法律的な規制を強化することは、逆に言うと、そこに書いて無ければOKというお墨付きを与えるということなのではないだろうか。

そこまでしないと不正が行われるとしたら、政治家の倫理観というのはどういうものなんだろうと思う。

こういったことはどうしたってダークなところが出てくるわけで、そこは、国会議員が他の政党とも話して決めてくれれば本来は十分だと思うのだが、結局抜け駆けしか考えてない人にとってはそんあことはすることはなく、いわれるまでダークだったらやってれば得、という感じなのだろう。

ということで、こちらは法律をいくら整備しても結局ダークなところを政党間でフェアに決めていかないと運用的なところではまずかろうと考える。

一方AIについて日本ではあまり法で規制しようという感じでもない。どちらかというと業界団体でのルール設定に任せようということのようだ。そうでないとスピードで海外に負けてしまう、という。

しかしヨーロッパでは日本よりよっぽど厳しい規制を行おうとしているし、米国は米国で私企業内でのガバナンスが非常に重視されているようだ。なのでアルトマン氏のようなことが起こるのだろう。

日本はどちらでもなく、業界団体に決めさせて政府のリーダーシップは見られない。

また、業界団体に落とされたときに、そこに入っていない企業はどうするの?ということがある。そもそもが業界団体とは天下り官僚を置かないといけないらしいので、上納金を確実にとる。スタートアップ企業がわざわざ上納金を出してまで業界団体に入ると思うのだろうか?

ということで結局日本では無政府状態になって海外から刺されるということになりかねないと思われます。そうなると本当にまずいのだけど、、、