大河原化工機事件について(昔のクローズアップ現代のことも)(2)

いろいろなところでいろいろなことを書く方がいらっしゃるが、どうも小生が前に書いたようなマスコミの技術分野の力不足を書く人はいないようだ。

本当にそれは問題ないのだろうか。

小生は前にも書いたように、一応日本では事件については過不足なく情報は”記者クラブ”というところでは少なくとも公開されて、担当官と質疑応答する機会もあると思っている。そういった場で質問せずに、あとからNHKの番組のようなことをやりだすのはどうなんだろう。もちろんあとからやっていること自体はやったほうがいいと思うが、本来は報道する時点で幅広く専門家の見解を仰ぐべきだったのではないか。

一方で最近1995年にクローズアップ現代オウム真理教のことを取り上げた回の再放送をみた。ここでは、きちんとオウム側の現在証拠として押収されたものではサリンは作れない、という主張にたいして、大量の塩素があれば作れる、という専門家の意見を紹介して、松本事件のあとの異臭などについてもいっている。もし大河原化工機事件についても、最初から、今のような検証や第三者の意見も含めた報道をNHKがやっていたらどうだったのだろう。新聞も同じだ。というか、そういった検証をどういった人たちが公安や検察で行っていたのかも報道はない。不思議だ。やはり、秘密事項なのか。

また、もうひとつ感じるのは大手の会社だと法務部門がしっかりしてすぐに噛みついてきそうだが、そこまでではないので、検察が誘導すれば罪を認めて、ポイントを稼げると思ったのではないだろうか。それこそパーティー券を買わなかったなどで、地元の国会議員の覚えがめでたくなかった会社かもしれない。まあうがった見方かもしれませんが、しかし、逆に覚えがめでたい会社でこういう目にあうのだろうか。大河原化工機はパーティー券買ったり政治献金をするような会社だったのでしょうかね。
パーティー券にはそういうことのお守り的な意味もあるのか?お守りというかみかじめ料みたいですけど。そこまでいくと。どうなんですかね。