小池知事の歴史認識は?

関東大震災 朝鮮人犠牲者追悼式典へ小池都知事 追悼文送らず | NHK | 地震

フーという感じだ。NHKのニュースタグは”地震”となっている。

しかしこの問題は地震と関係あるというのはちょっと違和感だ。

この話は要は当時の東京で多くの在日朝鮮人の方々が、震災後のデマによって組織された日本人に殺されたということを問題にして、それに対して、地方公共自治体の長として、そのような事件が起きたことを謝罪・反省するということでろう。

なので、地震のあとの火事などで亡くなった人たちとは性格が異なっている。

今の時代に無関係なことではない。例えば某政治評論家か学者のいう、スリーパーセルがどうのという話も平気で行われるのであるし、実際3.11のあとも一時そんな話があったように記憶する。東京で地震などが起こった時に再度同じようなことが起こらない、と小池知事は断言できるのだろうか。

小生は今後同様のことが起こらないように、想起しておくことは有効だと思う。そのような未来への備えとして、ぜひとも100年前の出来事を振り返っておいてほしいと思うのだが。

オリンピックも終わって、もう大きなイベントもなく、波風を立てたくない、というのもあるのかも、という政治的な思惑も感じるが、いまのままだと、豊洲で駄々をこねて、東京五輪で大赤字を被らされ、というような記憶しか残らない都知事なのかなあと。

東京都の、前回の参議院選挙の結果などみても、維新の候補者の得票数などみると23区と多摩地区でかなり違いが出ている。23区では維新はかなり受け入れられている。やはり、23区に住むような人はなんだかんだいってもそういった指向なのだろう。そういった人たちにとっては、都知事朝鮮人被害者にメッセージを送ることは許しがたいこと、ということで、敏感にそれに反応しているのか。

繰り返しになるが、地震はいつ東京で起こってもおかしくはないわけで、そういったときに悲劇が繰り返されないように過去に学んだ方がいいと思うのだが。