朝日新聞の定型記事?(6月21日)

両陛下の慰霊、インドネシアはどう見た? 戦争の記憶引き継ぐ子孫ら:朝日新聞デジタル

この記事にネットでは見られませんが、戦時中の強制労働に関係してインドネシアでは複数のまなざしが両陛下の慰霊に向けられていると書かれています。がおそらくは後半の記事の人も、インドネシア独立のために日本人が参加して命を落としたことについての複数のまなざしではなく、あくまでも、戦時中の強制労働で命を落とした人がいたのは日本の責任なのでそれについても何かしらあってほしかったということでしょう。しかし朝日新聞の報道は紙面だと前半は慰霊、後半はこの戦時中の強制労働が同じくらいの量と写真の大きさで書かれていて、何か同じことに対しての意見として感じるようなつくりになっています。なんだか違うことを無理やりくっつけて両陛下の慰霊の価値を下げることに熱心な感じで、こういったスタンスはある人たちには”正しいもの”として受け止められるのでしょうが、一般の新聞の読者には、どうなんだろうと思います。同じ記事に詰め込むのではなく別にひとつの記事にすればよかったんじゃないかと思うのですが。同じ日に取材したのかもわかりませんが、もし事前に用意して、詰め込んだとすると、記者のモラルもうかがわれるような記事と感じました。