上野動物園のパンダ

上野のパンダ2頭、来月返還へ:朝日新聞デジタル

上野動物園のパンダ2頭が返還というニュースが流れていた。

これも8月30日の都知事定例記者会見でも取り上げられているらしい。

しかしだ。パンダは健康上の理由で返還されるということだ。そうなると、ことはどちらかといえば、政治案件というよりは医学的な観点からの返還である。

それも都知事会見で発表されるような感じはおかしくないだろうか。

もちろん都知事がそれについてコメントすることはあるだろう。しかし、それは、中国側への感謝などが含まれるべきだと思うのが、そのようなものはなく、単に質疑応答の中でプロジェクトの継続をいうだけだ。(一か所変換を間違えて”返還時期”を変換時期”にしてますが)

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和6年8月30日)|東京都

いったいなんなんだろうなあと。

また、相変わらず9月1日の追悼文については全く話が深まらない。あえて言えば最後のテレビ朝日の記者の”都知事がいう研究に虐殺はなかったというものも含まれるのか?”という質問に対して、”様々な研究がある”という回答を述べていて、これはほーっと思いました。つまり、虐殺がなかったことも研究のうちと認めたということだからです。これまでは”見解”といっていたように思うので、一歩踏み込んだ感じを受けました。”研究がある”か、、、それを言い出すと、なんでもいえちゃうのですけどね、、、

というかそれは十分に分かったうえでいってるのでしょう。そこをそれ以上突き崩さない記者たちの責任は非常に重いと思います。大体が、記者会見の司会は東京MXのひとなのに、発言の指名は知事がやるっておかしくないだろうかと思うのですが、、、

8月29日の夜NHK BSで、米国では地域の新聞がどんどんなくなっていて、その代わりにAIで仕込んだ記事を印刷して配るような”新聞”が全米レベルで席捲しているというドキュメントをやっていました。フォーマットが決まっているので、いろいろな地域はあるけれども内容をその地域向けにするだけで簡単に新聞ができるらしいです。記者もいらない。

しかし、放送したNHKも含めて都知事会見を見ていると、このような新聞と変わらないような記事を主要なメディアで我々は読まされているのではないかと思ってしまいます。メディアはこのようなことにコストかける意味あるんでしょうか?