なんだかなあという番組だった。
そもそもが警察が印鑑の販売などについて、販売していた会社に踏み込んだ、というようなことをいっていたが、世間の常識としては、統一協会の下の原理研究会という組織は公安とつながって各大学の活動家を捕まえるのに利用していたというのはほぼ公知の事実であったと思われる。それを警察組織の中で本体に踏み込むことなどできなかったのではないかというのが一般人の感想だが、そこは全く触れていなかった。また、中曽根元首相の答弁をやっていたが、そのような通り一遍の話で済ませていたというのが当時の状況であったのかぜひとも古くから取材しているジャーナリストの江川氏などに聞いてほしかったところだ。
さらにいうと、北海道大学の客員教授が人ごとのようなことをいっていたが、客員教授ということは、昔のことを知っているとすると、前述のように大学自体がかなり入り込まれていて、それへの対策が必要だったわけで、あまりにもひどい言い方であったと思う。トランプ氏に謝礼を払ってどうのこうのというようなことをやっていたが、小生の中では噂の真相で、当時は大学教授を招いて海外でフォーラムを開いたりもしていて、それへの謝礼なども到底あったのだろう。また、某大学では副学長が原理研究会に好意的であったということもよく報じられていた。当時は国立大学であったが、これについて文部省がどうのということは当時なかった。先ほどの中曽根氏の答弁と同じような時期なので、自民党のある人たちはこういったことを、おそらくは左翼運動への対抗措置として認めていたのではないだろうか?なお、大学への浸透については、今も断片的な報道はあるが、どうやら続いているようで、それでいいのだろうか?そういえば、某哲学か社会学者のひとで確か原理研究会にいたことを公にしている人もいたと思うがそうしたひとの発言も紹介してもよかったと思うのだが。
ところで、今時点で考えると、確かに元首相の殺害というのは許されることではないが、じゃあイランに対してはいいのか?ベネズエラに対してのように、誘拐ならいいのか?という疑問も出てきてしまった。なんだか2枚舌のひとも多いような気がします。もちろんその体制下で政治的に殺害された人もいるので当然だという人もいるでしょう。しかし、それであれば米国などは明らかに公務員による殺害が行われているわけで、なんだか言い訳のような気もするのだが、、、もちろん体制下での人の殺害などいいわけもなく、どういった体制下であれ、国家が政治的な理由で人を殺害することはよろしくなく、ただ、それに黙ることが2枚舌だという意味です。テロを容認するわけではなく、それは根絶すべきもので、両方を根絶すべきというスタンスであれば、山上氏に対しての非難は世界のいろいろな人権が抑圧され、殺害が行われている国にも向かうべきでしょうということです。もちろんこの番組の範疇は超えるのでこの中で、という意味ではないですが、報道スタンスとしてどうかということです。
なお、検索したら、仲正氏のこの事件への記事が見つかった。なるほど、という感じだ。しかし、これはカルトから自力で抜け出したひとの書いていることで、逆に小生など影響がないことを強く否定することにベクトルが向きすぎだと感じた。20年など人生にとってはそれほど前ではない。また、献金の返済を受けたといってもそれが後では意味がないこともある。安倍氏との関係についても、それほど深くないということは言われているというが、ビデオでメッセージを寄せることの意味や広報誌の表紙を飾ればそれは”支援している”という意味にとらえることが妥当だろう。例えば仲正氏の同僚の金沢大学の法学部の教授だったらそれなりの意味がでるが、理学部の教授だったら社会的な意味はあまりでないということがあるのと同じで、元首相が出るのはそれなりに意味がある。というかそもそもこの裁判では”元首相”ということが社会に与えるインパクトを問題にしているわけではないだろうか。仲正氏はそもそも献金していても進学しているひとはいくらでもいるようなことをいうが、それであれば、例えば大阪府でやっているらしい、塾の支援などももっと無用なことだろう。それは献金の額などとも結びつくことで、ほかにいるからという話ではないだろう。個別の話として追うべきことだ。しかしほかの批判も同じだが、個別のことを一般化することで、必ずしもそのようなことは言えない、という論調は無駄で、全く納得させられなかった。繰り返すが、彼のように自分は脱会できてもうまくいっていない人もいるので、多額の献金をするひとがいるわけで、彼はそれは必須ではなかったというのだろうが、全員にそれが当てはまるわけでもないだろう。なお、テレビジョンのドラマの宗教の扱いは小生も似たいような印象ですが。