よくわからないのだが、熱心に高市氏の経済政策が追加利上げがないということで株の高値をよんでいるということをしきりと言っている。
確かだが、1980年代のバブルのころは、日本の景気と円髙が連動していたように記憶する。むしろ、円が高くなることで輸入品は安くなり、海外への投資なども盛んにおこなわれていたと思う。
しかし今は違う。円安で物価を高くするインフレターゲットなることばもあり、また、輸出企業を優遇して、その利益を日本の中小企業なども享受するということで、盛んにトヨタ自動車などを優遇した。しかし、中小企業の給与は上げられず、今になってそれを経済政策のせいにして、あたかも、岸田氏、石破氏のせいで、アベノミクスを復活すればまた日本の経済は復活するというような幻想も振りまかれる。
円安で株が高くなるのは、結局資産の異動で、金融資産を持つのにそのほうが儲かるからだ。したがって、それは流動的なもので、株の中でも上がりそうなものに次々と移転していくわけだから、一時期高くても個々の会社にとってはいつかは下がり、また、実力以上に株価が安いとみなされて、公開している数も少なければ、つまみ食い的に買われてしまい、それで経営も短期的な利益を求められるような悪影響も出てくるのではないか。日経平均のようなものは、その中での入れ替えは考慮されないが、取引数を考えれば、取引が多くて株価があがっていくのは、要は市場に参加して儲けようという人が多いということを示しているだけで、そこには株式投資などと無縁のひとの姿はない。というかNISAなどで株式に投資しているひとたちは多いわけだが、彼らの多くにとっては、市場のマネーゲームの影響を受けるだけで、このさき長期的な利益につながるのかは不明である。なぜなら、NISAにしろiDECOにしろ、現金化されるのは長期的な先のことであって、短期的には株式の高値は、株を購入できる数が減るだけの話だと思われるからだ。永遠に株価が上がり続ければよいが、それには日本経済の永遠の発展を想定せねばならず、どうなんだ?米国などははっきりしていて、軍事というのは作り出す需要だから、古い武器は海外に売却して米国内ではどんどん新しい兵器を開発、製造するということで、確実に成長する産業なわけだ。そこに乗ろうとして、アベノミクスでは軍事産業へのテコ入れも図ったが、どうなんだろう。今期待を集めているのはそのような産業のようであるが、結局米国の兵器を安く作る工場になってしまうのではないだろうか?それでは儲からない。
と株価はあがればいいというものでもないとおもうのだが、どうなんだろう。もちろん市場で儲けているひとにとっては株価はあがればいいのだということだろうけど。