NHKBS 世界のドキュメンタリー 解毒 前後編

とてもおそろしいドキュメンタリーだった。

イギリスととオランダの会社による制作の番組だ。

クリスト・グローゼフ氏がロシアの暗殺リストにのったというところから始まり、父親の謎の急死(結局最後はなぜか司法解剖が行わなかった?)とウラジーミル・カラムルザ氏とその妻を主に描く。

カラムルザ氏は米国との身柄交換で解放されたがこれはバイデン大統領時代。いまだったらどうだったろう。

結局はプーチン氏のやり方は誰もが言うのは、実に相手の弱みをよく研究してそこを攻撃することに長けているということだ。しかもそこに容赦はない。

ちなみによく知られていることとして、トランプ氏がまだ不動産業を行ってた時にロシア進出を目指してかの地に行った際、弱みを握られているということだ。このことがどういうことを意味するのかは明らかだろう。

身柄交換で解放されているひとがいることはよいことだが、一方ではこういったことをロシアが行うことで、万が一暗殺を請け負って失敗して逮捕されても、ロシアが国をあげて解放してくれる、という安心感を与えるというマイナス面もあるという。名前も公表されて、おそらくはもう西側には入れないだろうが、それも名前を変えることなどで可能なのだろうか?恐ろしいことだ。

今の米国の状態を見ると、これはロシアだけで人権運動家は米国に逃げていれば安全といえるのかどうか。なかなか微妙なところも感じた。

なんだかんだいってもこういった外国人人権活動家などが日本で殺害されたりすることは金大中事件くらいしか思い浮かばないが、それは日本がスパイ天国といわれながらも、やはり殺人事件が少ないからなのだろうか?またはスナイパーなどがいると目立つような国なのか。

NHKもこのような番組を流すのはいいけど、どうもNHK自体も相当に危険な状況ではあるような。次の自民党総裁によっては相当な圧力がかかってひとごとではなくなるのではなかろうか。