朝日新聞の文化欄に「アイドルの先駆け」長嶋茂雄なる見出しの記事がでていた。
本当に朝日新聞の扱いはなんだかなあだ。人間としての彼には興味がないまたは認めたくないのどちらかの方針が朝日にはあるのだろうか?昔社会党に対して、野球選手として反対したことにいまだに何かあるのか?とすら思うような記事だ。
というのは、ちょうど井上道義氏のfacebookの投稿を読んだ後だったからもある。
井上氏の投稿によると、2003年に読売テレビの番組で、長嶋氏をゲストに招いて井上氏が指揮する読響の演奏を聴くような番組の公開収録があったようで、そのときに読売テレビサイドから、長嶋氏に指揮してもらってスポーツ行進曲を読響が演奏するという、演出を強く要請され、テレビ側がいっても長嶋氏に聞いてもらえず、井上氏から頼むよう頼まれたそうだ。そのとき長嶋氏ははっきりと「演奏家の専門家は幼少のころから厳しい練習をしてここに立っている人たちだから、そういうひとを自分が指揮するなどとんでもない」といって断ったらしい。
アイドルだとしたら読売テレビの番組でこのようなことを言って断るだろうか?また、かりにこけたとしても、お客は認めてくれると思うのだが、アイドルの感じは、そういうのも、お客が喜ぶならいいじゃないか、ということだ。しかし、長嶋氏はそれは演奏者に対して失礼ということだったのではないだろうか。
私もこのお話を読んで本当に意外な気がしたし、単なる人気者というわけだったのではなく、そのような人間としてひとつ筋を通しているところもみんな理解しての人気だったのではないだろうか?
朝日新聞で文化欄の責任者がどういうひとかは知らないが、せっかくマネージャーのひとが、ピカソの展覧会の逸話なども語っているのだから、長嶋氏と交流があった文化人のようなひとの話をまとめるとか、そんな記事であればいいのだが、なんとも浅薄であった。