旧統一教会への解散命令(朝日新聞朝刊(3月26日))

朝日新聞の記事を読んだが、いろいろと不満が残る。

まず大きな責任はなんといってもマスコミがきちんとこの問題を報じてこなかったことにあるし、それにつけこんだ?自民党が集票マシンとしていいように使っていたことではないのだろうか?今回の解散命令は継続性をいっているので、過去の選挙活動時の協力も当然問題ということだろう。それについては朝日新聞の取材は全くなかったように見えた、小生が期待したのはこの件について、例えば文部科学大臣は過去自民党選挙協力を受けてきたことについてどう考えるかくらい記者会見で聞いたらどうかということだ。もちろん個別の旧安倍派の議員に聞いたっていいわけだが。特に下村氏のコメントなどはほしいところだった。さらにいえばなんで”継続的”だったのにこれまで統一教会時代報道してこなかったのだろうか?という反省はないように見える。

島薗進氏と田近肇氏のコメントについて、小生は両方ともこれまでの疑問に答えてくれるものではなかった。

まず島薗氏であるが、ひとごとではなく、東京大学というブランドは統一教会の発展に大きくかかわってきた。教員の中にも協力者はいたわけだし、学校での”布教活動”に対して島薗氏は東京大学の中で宗教学の専門家としてどのようなことをやっていたのか、全く触れられない。他人事である。すくなくとも小生は読んだことはない。

最近も東大出身の某政治学者がXへの投稿で東大時代に映画を見ようと誘われていったら途中で終わっていきなり宗教の宣伝が始まった、というようなことをいっていた。そういえばもと統一教会を公言している学者の方もいたような。コメントは見当たらなかったが。

田近氏については、それほど悪い印象もないが、今回のコメントは小生がこれまでおもっている、継続性といってもあまりにも遅すぎないか?という点には答えてくれない。せいぜいが2010年以前には継続性の観点だって問題があったのではないのか?それをやり過ごしたことにかえって被害が拡大したということはないのか?そのあたりは霊感商法をやめたことと献金の間の関係などを見ないとわからないが、そういった説明は新聞記事にもない。

ちなみに宗教法人であるので毎年当然これだけ大きな教団であれば東京都?などに財務報告書は出していると思う。それを閲覧することはできるはずだが、その程度の労力も惜しむような新聞記者ってなんだろうと思うのだが、、、(提出先の所管部署か各宗教教団のかはわすれた)。要は自分では手間をかけずに記事を書くのが今の記者なんだろうなあと思わされます。

また、今回の献金に関することは非常に大きな問題もあって、これまでも書いてきたように、宗教団体に遺産を献金する人というのはいるわけだが、じゃあ他の宗教団体も遺族から返還要請があったら返すの?ということだ。

その基準がどこにあるのかわからないのは困ったもんだと思っているがこれについても宗教学者島薗氏も法学者田近氏も触れてはくれない。