この記事の主題ではないが冒頭の友人の医師を紹介するところで
ーーーーーーーーーーーーーここから引用ーーーーーーーーーーーー
日本だと、会社の金で研究し、アメリカの大学教授になった人がノーベル賞をとると、英雄のように持ち上げたが、会社での研究成果のかなりの部分をアメリカに持ち出したと聞いたことがある。アメリカは自国の研究を持ち出されることには極めて厳しい態度をとる。
ーーーーーーーーーここまでーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
日本人のノーベル賞受賞者をちょっとくさしているように感じた。しかし、これは小生が思っているひとと同じであれば、裁判でも結論が出た話で、個人の特許に対してきちんと対価を支払っていなかった企業側が負けた。
和田氏は米国は研究結果の持ち出しに厳しいというが、例えばノーベル化学賞受賞の伝記である『ザ・コード・ブレイカー』など読んでも、研究者の移籍は当然それまでの研究成果(ひとも)とおもわれる。もしかすると、米国は国内と国外で移籍の時のプロトコルが違うのかもしれないが、プロトコルを守っていれば、当然ひとの移籍は盛んである以上、知識を何も持ち出せないということはないはずだ。逆にいうと、和田氏が非難しているように、日本企業での研究成果というのは、実験器具を使った計測結果などではなく、あくまでも”ノウハウ”なのではなかろうか。”ノウハウ”は当然人が発明すればその人につくということだろう。和田氏がなぜ冒頭に無用な非難をいれたのかはよくわからない。同級生への温情なのか、、、とにかく何かしらのプロトコルに反したので和田氏のお友達は訴訟沙汰になったのではなかろうか。そこが書かれていない。単に日米の違いということで擁護するとすると、いかがなものなのか、という印象である。
もちろん、和田氏のお友達の医師としての力量に疑問を抱くものではなく、あくまでも、研究の持ち出しの日米差、また、日本人ノーベル賞受賞者への言及についてのことである。
記事の内容自体は重要な問題提起であり有用だったと思われる。