罪と赦し 〜出所者たちの記録〜 - ETV特集 感想(続き)

前の番組の感想続きだ。

不思議に思うのは、NHKの制作者も官僚出身大学教授も何かみんな出所者の人たちを最初から自分たちとは別だ、と決めているように見えたことだ。

例えばこういった番組をやるならば、まずはNHKではどれだけの過去に禁固刑を受けた人を採用しているのかを説明したりしていて、それで、世の中ではうまくいかない、というならまだわかるし、大学教授も教授という大学にそれなりの影響力をもつポジションであれば、大学自体でもどれだけ受け入れているのか話すべきではないか。それができないのに人にはやれというのでは説得力ないと思う。

これは非常にうがった見方かもしれないが、NHKも大学教授も、出所者=強靭な体力=建設業のような決めつけがあるのではないだろうか。または”建設業だったらいいだろう”くらいのわけのわからない決めつけ。そういった決めつけが世間にあることを感じて、建設会社では、前科のあるひとおことわり、というようなことをいって身の潔白をことさら示そうとする、ということではないのか。

また、取り上げられた社長も過去に食堂で調理師として働いていて、前科を理由に解雇されたとのことだったが、これなど、不法労働行為ではないだろうか。NHKはなにげなくながしていいのか?と思った。調理師の世界も、世間から”危ない人たち”とみられることでイメージが悪化することを恐れているのだろう。

そういった、状況を考えず、単に受け入れない人たちが悪いと上から目線でいうのは解決ではないと思う。