8月11日に放送された徹子の部屋の特別番組をみた。
割といいとおもったが、しかしだ、聞き役タレントは必要だったのだろうか?または若い人の視聴率を上げるためか?
聞き役で出たひとは、Wikipediaによれば、祖父は某新聞社の記者などを歴任したひと。それであれば、結構いろいろなことを話したんじゃないだろうか。ましてやおじいさんの兄は戦死しているらしいし。また、日本の有名私大の付属から上がっていてこういう学校では主体的な学習でいろいろと戦争のことなど学びそうだが、どうなんだろう。なんとなくわざとらしかった。
というかほんとうに聞き役タレントはいらなかったのではないだろうか。
内容的にはかつての放送からの語りはインパクトがあった。また、シベリア抑留に関連して、黒柳徹子さん自身の父親が抑留されたことを語っていて、正直にあまりそのことを家族にも話していなかったことを言ったのもよかったと思う。
戦争の記憶を次世代に伝える 美術作家「演劇」への挑戦 | NHK
こちらの方を聞き役タレントに取材に行かせていたが、それも当然番組制作側の手配だろう。なんだか聞き役タレントの人間的な空虚さばかりが目に付く番組だった。
それにくらべて、一見明るく話す、池辺良氏や三波春夫氏のほうがある意味なかなか消化しきれないものをどう提示するかということに悩みながらトライしているということだったかなと。関係ないが三波春夫氏の9月9日まで交戦していたという話はなかなかなもので、そのあと、アナウンサーはソ連の「侵攻」という表現をしていたが、それは日本側は8月14日以降はもう降伏しているのだから「侵攻」ということなのだろう。しかし、三波春夫氏ははっきりと”交戦状態”といっていて、このあたり、今だったらちょっとチェックも入るかと思うし、それをそのまま流したテレビ局には敬意を表したい。
それにしても淡谷のりこさんの慰問の話を聞いていて、今もISでダイナマイトを体に巻いて自爆するような役回りは少年が行っていると聞くが、大人は少年を洗脳するのはたやすいと思ってそういうことをさせるのだろう。戦争というものがそういうものであることはもっと教えられるべきであって、繰り返すが、一応日本の有名私大の卒業生、しかもその付属の小学校からいっているらしい、聞き役タレントにはがっかりした。
たまたまだが、8月10日にNHK教育テレビで第2次世界大戦末期、沖縄のハンセン病患者を無理やり隔離しようとした話をやっていたが、そこでナレーションを務めていたのは西島秀俊氏だった。彼は気のせいかNHKの戦争関係の番組でナレーションをやることが多いような気がする。あまり口に出してはいないけど、それは西島氏の一つの自分の仕事のポリシーがあるのかとも思っている。
それに比べて、今日の聞き役タレントは、テレビ制作側は用意してくれた仕事を一見自分の問題意識が先にあったようなふりをしてやって見せて、俺ってすごいだろう、みたいな感じでどうもなあというように思いました。黒柳徹子さんは心が広いんだなあと。