ねぽりんぱぽりんFIREの回をみて

若くして仕事をやめて金融資産のあがりで食べるようなひとをFIREというらしい。

家賃がやすいところにすんで、野草を摘んでたべるというなかなかな感じはよかったなあ。もしかして、話題になった4300万円ご振込のひともこういう生活をしようとしていたひとだったのか、、、もしそうだとしたら棚から牡丹餅ってやつですね。あとソニー生命で暗号資産を横流しして50億もうけたひとも思い出されました。金融資産は本当に儲かるんだなあと思います。

ところで若者だけじゃなく、今の政府は年金もまともにださず、個人で投資することを求めています。となると、まあ株式を持てば企業には配当を求めるか、短期的に魅力を出して、高く売れるようにすることを求めるかどちらかでしょう。地道に研究開発をして、人件費を使う会社などはあまり投資家からは喜ばれなさそうです。特によくないのは、日本では民間がお金を研究にださず、国が大学などに出すような習慣が長かったので、大企業は自前というよりは、ほかの成果を買ってみたり、中小企業のノウハウに頼ったりということが横行していることです。日本には優れた中小企業があると、みんないいますが、そこの労働者の賃金と、大手自動車メーカーを比べてどうなんでしょうか。技術開発などでリスクを負っているのは中小企業のはずなのにリスクをに応じた報酬をうけてるんでしょうか。

ということで横道にそれましたが、ますます、日本で株式投資が広がると、妙な断絶が生まれるような気もします。

まあ金融立国ということで今の政権はそれがいいと思っているのでしょう。

でもそんな国の中で例えば国防といったって、守るのはそういう金融資産で食べているような人たちなわけで、そういう人たちのために、命をかけるひとがどれだけいるかということですかね。

宗教的な背景のはるひとだと、そこに儲けたお金を寄付したり、社会のために還元する規範があるので、そういうことをしないひとたちは非難されたりするのでしょうけど、日本はまったくそんなことはないので、お金持ちをつくっても、社会にまわっていかないというところが米国などとはちがうところなのかと。