朝日新聞7月31日朝刊の島薗氏のインタビュー

朝日新聞統一教会(協会)についてのインタビューを東大名誉教授の島薗氏にしていた。朝日にはよく出てくるひとだが、全くピント外れのひどいインタビューだった。

まずは、このブログで書いたが、統一教会(協会)が問題なのは、教義云々以前に、カルトであり、例えば一度はいったひとが退会しようとするとかなりの圧力をかけて引き止める、とか、高価なものを販売する、また、ほかにさせて財務を行う、などの特徴があり、公共の福祉のための宗教ではなく、特定の人が経済的な利益、政治的な利益をもつための装置になっているということだろう。

これを新宗教の特徴のようにいうのは全くひどい話で、これでは戦前大本教を弾圧した戦前と変わらない。島薗氏の中では例えば戦後それを小説に書いた「邪宗門」などどのように感じられているのだろうか。よくわからない。

まあ島薗氏の書くものはほかにも極めてピント外れ、島薗氏の専門からするとそうなるのかもしれないが、一般の読者などにはまったくの無理筋というものが多い人なのでしょうがない。というかこういう学者が70を超えてもそれに気づかずありがたがって日本の一流紙といわれる新聞記者がインタビューしてることがこの国の大きな問題なんじゃないかと思います。

とにかくわたしは宗教問題として統一教会(協会)をとりあげることはどこかで泥沼にはまり込むので、きちんとカルトと宗教を分けて論じることが重要と考えています。がそうなると特徴をとらえて某巨大宗教団体の問題になっていくのでなおさら新聞はいやなのかもしれませんが(今の新聞社の中には某宗教団体の機関紙を印刷受託している会社もあるときいてます)