旧統一教会(協会)についての朝日新聞のとんちんかんまたは意図的な論点ずらし

7月24日の朝日新聞の社会面に旧統一教会(協会)の2世信者のことがでていた。しかし、大きくボケているというか論点がずれていると感じた。

そもそもが宗教に献金はつきもので10分の1献金などというのはオーソドックスなキリスト教でもいうことだ。また特別献金があったと書く。記事を読むとこういったことで貧困になるのかと思ってしまう。しかし実態は違うだろう。すくなくとも90年代に問題になったのは、つぼなどを販売させたことで、そういったことが”貧困”を招いたはずだ。山上容疑者の母親も3000万円もする書籍を買ったということではなかったか?

そういったことが弁護士も問題にしていることであって、もし統一教会(協会)がまともな宗教だというのなら、おそらくは献金だけでは破産しないだろう。

問題は詐欺商法といえるこういったものの販売で、訴訟が起こっているのもこういったことだろう。

新聞が破産に至る根本的なところに触れないのは全く疑問だ。というかやはり抗議を受けるのが嫌なのか、、、もしジャーナリストが抗議(肉体的な攻撃も含めて)を恐れて書くべきことを書けないとしたらそれこそ民主主義への挑戦では。この記事が署名記事ではないこともそういったことをうかがわせる。

ところで私が会社で一緒に働いていた、常駐作業者のかたで、居眠りが多い人がいた。そのひとはある宗教団体を信仰していて、独身にも関わらず家には立派な仏壇があるという話だった。その宗教団体ではそういった仏具を売って信者はそれを買うという話だった。その団体は日本では一応カルトということにはなっていないが、こういったことは合法なのだろうか。

例えばオーソドックスなキリスト教でもロザリオなどを売るのだと思うが、それはあくまでも個人で使うだけであろう。(もちろんそれが行き過ぎた中世の教会では免罪符のようなものまでもでてきたわけだが)

そういったことに触りだすと、日本ではやはり政権政党の逆鱗に触れるのかもしれないので、触れないのかとも思ったりする。やはり日本のジャーナリストの職業意識の低さはひどいもので、日本で民主主義が崩れていく一番の原因は朝日、NHKといった大マスコミの節操のなさといえそうだ。